WebアプリケーションのUIテキスト翻訳ツール「Rigi」
アプリケーションや製品のモニター部分のUI(ユーザーインターフェース)の翻訳で悩んだことはありませんか?
コンテキストがない単語を翻訳するのが難しい、文字数制限がある、階層によって訳語が変わる、などなど。
こういった問題を解決するのがWebアプリケーションのUIテキスト翻訳ツールである「Rigi」です。
読み方は「リギ」です。
2023年11月にXTM社によって買収され、XTM社の翻訳プラットフォームの製品に加わりました。
UI翻訳とRigi
現在でもUI翻訳を行う際には多くの方がスクリーンショットを見ながらExcelで翻訳しているのではないでしょうか?
この方法ですと、スクリーンショットの数は膨大になりますし、該当の箇所を探すのにも骨が折れます。
また、文字数制限も確実には分からないので、いざ組み込んでみたら微妙に入りきらなかった、なんてこともあるあるです。
Rigiは、WebアプリケーションのUI可視化に特化したクラウドベースのプラットフォームです。
Rigiを用いることで、WebアプリケーションのUI翻訳における各種課題を解決し、ローカリゼーションプロセス全体を効率化することができます。
Rigiの主なポイント
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コード変更が不要
Rigiの導入は簡単です。開発中のコードに手を加えたり、専用の開発環境を変更したりすることなく利用できるノーコードツールです。
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翻訳プロセスとシームレスに統合
Rigiを各種翻訳支援ツール(CATツール)と連携させることにより、既存の翻訳プロセスを変更することなく、Rigiの機能を活用することができます。
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開発プロセス全体を効率化
翻訳プロセスでRigiを活用することで、開発~翻訳~テストという一連の流れを最適化することができます。アジャイル型の開発サイクルに翻訳や画面テストを組み込むことができ、開発プロセス全体の効率が上がります。
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マルチプラットフォームに対応
Webアプリケーション、組込系ソフトウェア、WPFなど、さまざまなファイル形式のサポートを含め、複数のプラットフォームをローカライズできます。
まとめ
Rigiの導入により、UI翻訳作業が格段に効率化され、開発プロセス全体の効率も向上します。今後さらに多くの翻訳プラットフォームと連携が進むことで、Rigiの価値はさらに高まるでしょう。
アプリケーションや製品のモニター部分のUI(ユーザーインターフェース)の翻訳に課題をお持ちの方にとって、Rigiは革新的なソリューションとなり得ると言えます。